4月24日、29日と立て続けに2台のふとん太鼓の入魂式が行われました。
それも同じ地区で同じ工務店。。
それも驚きなんですが、もっと驚いたのが2台とも見違えるほど変化したこと。
では2台とも詳しく見ていきましょう!
《4/24 大窪》
▲大窪太鼓台は板谷工務店で改修。
洗いがかけられ綺麗になった太鼓台、欄干も改修されました。
目を引くのがやっぱり白色のふとんではないでしょうか…
今回の改修で新たに八ツ房や四ツ房も白色になりました。
▲太鼓本体は大阪型。
通常ならシンプルなふとん締めが多いですが、豪華な金綱のふとん締め。
一見雌太のようです。
▲今回新たに金綱が新調されました。
枚岡の五条太鼓台と兄弟太鼓です。
▲勾欄合の獅子にはガラス目が…
▲そして個人的に今回の改修で1番驚いたのが柱の細工です。
地車では良く見ますがふとん太鼓で柱に細工を施してあるのは初めて見ました。
岸和田の大工さんならではの細工でしょうか…
▲地車の柱には地彫りや柱巻きと言った細工を良く見ます。
▲有名なのが住吉大佐の地車。
大佐の地車の柱にはよく唐獅子などの彫刻が施されます。
▲土呂柱にも四本柱同様、伊勢込みの細工が施されていました。
▲ちなみに植附太鼓台の土呂柱に地彫りの細工が施されています。
▲小屋内には神輿に纏・・・。
なかなか興味深いものがありました…
通常なら幕で隠れる柱ですが、ふとん太鼓であえて “柱を魅せる” という細工には驚きました。
《4/29 郡川》
▲郡川太鼓台は堺市東湊先代太鼓台で購入の際に板谷工務店で改修しました。
屋根こそないものの通し柱の堺型になります。
▲トンボは雄結びです。
隠し額も堺っぽいと思うのは僕だけでしょうか…
▲今回の改修で洗いがかけられ狭間も彫り変えられました。
▲狭間の唐獅子。
▲ご覧の通り通し柱。
通し柱のほうが耐震性に欠けるそうです・・・。
構造上は堺型、しかし布団台の下には屋根がなく化粧の雰囲気は大阪型風。
他に類を見ない特殊な太鼓台が誕生しました。
《おまけ》
ちょっとだけ枚岡神社小太鼓祭。
棚林。
瓢箪山。
東小路。
末広。
ほんまにちょっとやないかい!!