5月21日(日)
百舌鳥本町ふとん太鼓新調にあたり入魂式が行われました。
数年前から話題になっていた本町新調太鼓台。
噂によると総黒檀・・・『ほんまかいなぁ~』という気持ちもありながら今日という日を楽しみにしていました。
では今日の様子をご覧下さい!!
階段の上の境内には新調太鼓台が・・・♪
三代目本町ふとん太鼓です。
まずは正面から、岸和田の井上工務店で新調されましたこの太鼓台。
・・・何と言っても特徴は総黒檀であるという事、バランスもええですね~。
総黒檀・・・気になるのがやはり重さですよね。
総黒檀の本体に対してボテ(布団)をいかに軽くするか、ボテを軽くする事によって重心が下になるのでその分安定感があります。
太鼓を組む時、ボテ1段を2人で持ってたらしいのでボテ自体はかなり軽いと思います。
刺繍は新居浜の金鱗にて制作され、ふとん太鼓業界では初めて・・・?
なんと厳ついふとん締め!!!
小さい頃、出雲井鳥居の新調太鼓台のふとん締めを見た時は衝撃を受けましたが、このふとん締めもなかなかの衝撃でした。
正面狭間は日本武尊野火の難。
この図柄を見た時、出雲井鳥居と同じ彫師、同じ図柄ですね。
・・・厳つい!!
勾欄をがぶっと噛み付いています。
地車ではよく見る細工なんですが、太鼓台で見たのは初めてです。
・・・それにしてもよく黒檀をここまで彫り抜いたものです。。
土呂板はばってんで、彫物が入るよりばってんの方が強度が高いです。
小太鼓でもめちゃめちゃ豪華です。
いよいよ肩を入れます。
それだけ重たなったということですね…
普段赤畑町以外は大太鼓と宮入する事がないので本町などの大太鼓と小太鼓という組み合わせはなかなか珍しいかと。
ただ見てて思ったのはふらつく場面が多かったという事。
やはり太鼓が変わると何もかも変わるのでこれまでの担ぎ方やと上手くいかないという事も出てくると思います。
・・・慣れるのに時間がかかるのは仕方ないですね。
いかがでしたか?
ふらつく場面もありましたが、初めて担ぐとは思えないぐらい勢いがありました!
ちなみに先代の大太鼓と小太鼓は蔵にて保存されているようです。
本町の皆様、太鼓台新調おめでとうございます。
新たに銘太鼓台が誕生しましたね。